滝田洋二郎監督、2008年
想像してたのとだいぶ違った。いい意味で。ちょっとキレイすぎかとは思いつつ。
いろんな死の形があるんだなって思った、って小学生みたいな感想だけど。
納棺師に限らず、死と近いところで仕事してる人って、死に慣れて鈍感になっちゃうのかと思ったりするけど、先日そういう職業のひとつに就いている知り合いの方が「でもやっぱり自分の母親の時は全然違いましたね」って仰っていたのが最後のシーンと重なった。
こういう仕事の人たちは、遺族が悲しむ姿を見て、もらい泣きとかしちゃいけない。
そういう意味で、「共感しないこと」が求められているような気がした。他者の痛みに鈍感にならなきゃいけない。んじゃないか。
否、その逆で、心の底には深い共感がなければつとまらない仕事なのかもしれない。それが他者へ配慮することであり死者や遺族の尊厳を保つことであるという意味なんだとすれば、そうなんだろう。主人公とか社長とかそういう感じだし。
でもやっぱり、ここで求められているのは相手にぴったりと寄り添うこととは違う。苦しみを共に背負うこととは違う。距離が、壁が、求められている。
よく考えてみると、プロフェッショナルとして相手と近づきすぎちゃいけない職業って、死にまつわる仕事だけじゃなくて普通にいっぱいあるような気もしてきた。
いかに共感しないか、とか今まで考えたことなかった。
・・・てかうーん、なんか、言葉のつかい方が雑でごめんなさい
広末の演技だけはほんとに嫌だった。
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