Friday, October 2, 2009

魔法のチョコレート

10月ですね。就活ですね。


・・・ハイ。






心が折れそうな時にはチョコレート


というのは古代から伝わる金言ですが、トーゴやガーナの暑さはチョコレートの大敵です。
冷房のがんがん効いたスペールマルシェで調子に乗ってスニッカーズを買おうものなら、お店から出た1分後にはどろどろぐちゃぐちゃ、見るも無残な姿になってしまいます。一般家庭には冷房も冷蔵庫もないのが普通なので、フェアトレード云々以前に、環境的に、トーゴやガーナではチョコレートは無理。

の、はずなのに。

ガーナの首都アクラの道端ではよく板チョコを売っているんです。売り子が歩いて売っていて、冷却装置もあるわけがなく。それも箱入りで大量に。
そんなの買う人の気が知れないわっ と思ってわたしは一度も買ったことなかったんだけど、それを今回友達がお土産で大量買い。。。
その後ドバイで、ラマダンの飢えに耐えきれず、40℃はゆうに超えているであろうとてつもない暑さの中おそるおそるガーナで買ったチョコを開けてみる。すると・・・

と  け  て  い  な  い  !  !  !

とけそうな気配すら微塵も漂わせていない!!!

・ ・ ・ ・ ・ ・ 。


どうやらその理由は"No cocoa butter" というところにあるみたい。
口の中でもとろけて喉に絡みつく感があまりなく、サクサクした食感で美味。

暑さにもとけないチョコレートだなんて、Willy Wonkaもびっくりのパラダイムシフト!!! このチョコならタージマハルも消えずに済んだろうに。。

・・・といたく感動したことを今日まですっかり忘れていました。






新学期が始まりました。

久しぶりのキャンパスは刺激に満ち溢れていました。
初日の授業では、バチカン市国が本郷キャンパスよりも小さいことを学びました。
2日目の今日は、夏学期には4人だったヒンディ語の授業が、今学期はわたし1人に減っているという事実を目の当たりにしました。

。。。



過ぎゆく季節の美しさと切なさには、胸が締め付けられそうになります。