Wednesday, September 23, 2009

トーゴに恋して

2度目のトーゴから帰って来ました。
2日経つのに時差ぼけがなおらない。なおそうという努力をあんまりしてないからかな。今夜徹夜して明日の夜まで頑張って起きていられたらなおるんじゃないかという期待を胸にパソコンと向かい合っています。

今回のトーゴ行き、最大の収穫は、トーゴを好きになれたこと。

同 じ場所、同じこと、同じ人でも、前回とは受ける印象が全然違ってすごくびっくりした。結果として、前回も今回も、トーゴにいるとわけがわからなくて謎が深 まるばかり、という点では同じ。違うのは、前回はそのわけのわからなさがそのままつらさになっていたのに対して、今回はそれがクセになってまた来たくなる んだよねって思ったこと。
理由はよくわからないけど・・・前回に比べて短期間で表面的な関わり方しかしていないからかもしれない。あるいは逆に、前回はNGOとか開発とかいう一側面からの見方が強かったのに対して、今回はもう少し広い視点でトーゴを見ることができたからかもしれない。
とにかく、自分の中のイメージとして、トーゴに対してポジティブな気持ちを抱くことができたのは、とってもとっても嬉しいことです。どのぐらい嬉しいかというと、長年の片思いの末に告白した相手がOKしてくれた時ぐらい。やったーーーーって叫びながら両手を挙げて町内を全力疾走したいぐらい。

最大の収穫はそれで、その他は思いつくままに箇条書き。

・ガーナの首都アクラはオバマ一色だった。
・半年ぶりのトーゴは意外と変化していてびっくりした。いろんなところ工事してたり、タクシーの定員変わってたり。あとあんまりP-Squareが流れてなかった。
・語学ってやっぱり大事。トーゴではフラ語ができないとお話にならない。フラ語ができるのが大前提で、あとはEwé語(トーゴ南部の現地語)がどれぐらいできるか。Ewéわかんないと彼らの本音とか絶対わかりっこない。
・宗教人類学の研究をしているMさんに会った。知識にも経験にも圧倒された。この出会いは私の中でかなり大きくて、上にもちょっと書いたけど前までNGOだとか開発だとかそういう文脈でトーゴと向き合っていたのに対して、Mさんのお話を聞いてトーゴの見方の幅、つまりトーゴとの関わり方の可能性の幅が広がった気がする。
・スタツアのメンバー2人がマラリアで入院した。最終的にみんな無事でほんとよかった。
・前回のインターン先のCILSIDAはやっぱりすごい団体だわ。プロジェクトの企画書見せてもらって話したけど、細かいところまではっきりしてるし、できてないところも意味不明な言い訳とかしない。
・帰りの機内で見た映画The Proposalに胸キュン。どきどきしたい。
・トランジットのドバイは街の全てがフェイクな感じがしてものすごく不思議だった。街全体がディズニーシーみたいな。
・一夫多妻って今の日本では受け入れがたい制度だけど、彼ら(トーゴ人)の話聞いてたらそれはそれで一理あるような気にさせられた。自分の夫が他の女の人と結婚するとか絶対嫌だけど。
・アメリカのPeace CorpsのOBでトーゴを再訪してる人に会って、トーゴではpoliticsとsaving faceって大事だよね、という話をした。

次は写真。

トーゴの道はこんなのが多い。

農村のプロジェクトで学校を建てているところ。
彼らは黒板の土台を作っています。

学校全体図
首都Loméの海岸沿いの通り

あああ、早くもトーゴが恋しいです。次戻るのはいつだろう。